奥村聡は「会社のおくりびと」!廃業に寄り添う活動とは!?【NHKスペシャル】
「大廃業時代」の“企業の孤独死”
企業の廃業件数はこの5年で20万件、大廃業時代を迎えています。
経営者の8割以上が、周囲の誰にも相談できず、
孤立したまま廃業に追い込まれているため、
専門家は「企業の孤独死」と呼び警鐘を鳴らしています。
取引先企業や地元の金融機関に大きな損害を与え、
地域経済の生態系を崩壊させかねない「リスクある廃業」が広がっているのです。
そうした事態を未然に防ごうと、弁護士や経営コンサルタントなどの専門職が
廃業に寄り添う活動に乗り出し、通称「企業のおくりびと」として動き始めています。
大廃業時代の背景には、リーマンショック後、借入金の返済を猶予する政策や
マイナス金利など超低金利政策などで、利益がほとんどなくても“生き延びる”企業が
数十万社にも上ったことがあります。
“おくりびと”がリスクの高い企業を無用に延命するのではなく、
取引先や従業員、そして地域経済にも大きなダメージを与えない「いい廃業」へと導く
過程を番組内で密着します。
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/63549423/
奥村聡さんが力を入れる「廃業こそ社長の出口の王道かもしれない」
奥村さんは事業継承や継業を主なテーマに、社長の出口を研究しています。
しかし、『廃業』にも力を入れています。
事業継承(狭義)であっても、廃業であっても、
『社長の出口』という意味では同列に扱うべきだとお考えだからです。
いくつかある社長と会社の出口のなかで、廃業だけが自己完結できるものです。
廃業というとネガティブなイメージを持たれがちですが、
「自分でやっていた事業を自分の手で片づける」ことを奥村さんは原則としています。
事業継承は技術や先代の人間力など、継ごうとしても後継者が継げないものの方が実は多いはずです。
そんな現実もふまえ「いざとなれば上手に廃業できること」も視野にいれつつ
対策を練りましょうと奥村さんは提案します。
奥村聡さんの「会社を無事に着地させる」廃業・清算コンサルティング
の詳細はコチラへ。
引用元:http://www.office-okumura.jp/
奥村聡さんがNHKスペシャルに出演(2019年10月6日放送)
奥村聡さんがNHKスペシャルに出演します。(2019年10月6日放送)
番組では、“おくりびと”が取引先や従業員、そして地域経済にも大きなダメージを与えない
「いい廃業」へと導く過程を密着ルポで描き出します。
さらに、帝国データバンクと共同で、
全国140万社の「廃業予測データベース」を解析します。
専門家の分析も交えながら、地域経済を循環・再生するヒントも探り出します。
まとめ
消費税も増税となり、ますます中小企業に負担がかかっています。
これほど廃業が多いとは思いませんでした。
廃業というと、やはりネガティブで悲しいイメージがありますが、
奥村さんのような「企業のおくりびと」の専門家によって、リスクを減らす廃業
があったことを今回初めて知りました。企業にも孤独死はさせてはいけませんね。