トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の妻は誰？アリバイトリックが凄い！【世界何だコレミステリ】
こんにちは！nekomeganeです。
2020年4月22日（水）放送の
【世界の何だコレ!?ミステリー】で
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)
が特集されます！
この事件は、
1986年5月20日に発生した保険金殺人事件
として、
当時日本中を震撼させました。
トリカブト毒（アコニチン）を凶器に使用したことが
大きく報じられました。
今回は、
トリカブト保険金殺人事件(神谷力：かみやちから)とは
どういう事件なのか、
殺害された妻や驚愕の
アリバイトリックなどを
調査してみました！
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)を【世界何だコレミステリ】で放送
2020年4月22日（水）放送の
【世界の何だコレ!?ミステリー】で
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)
が特集されます！
(1)旅行先で女性が謎の死…それは日本中を震撼させる大事件へと発展していった!
友人との旅行中に、1人の女性が突然、謎の死を遂げた…。
死因を明らかにしようと遺体解剖が行われたのだが、遺体には不自然な点が多く、
死因を明確につかむことが出来ずにいた。後に、
その女性には多額の保険金がかけられていたことが発覚。保険金の受取人は、亡くなった女性の夫。
さらに、彼の言動には気がかりな点が多く、疑惑の目は「夫」へ向けられた。
だが、夫には崩せない鉄壁のアリバイが存在した!
当時、この事件の解決に挑んだ1人の法医学者にインタビュー取材を行い、
日本中を震撼させた事件の全貌に迫っていく。
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)とは？妻は誰？
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)とは、
1986年（昭和61年）5月20日に起きた事件です。
当時、沖縄旅行中だった神谷利佐子さん（33歳）が
宿泊先の石垣島のホテルで突然苦しみ出します。
夫の神谷力（47歳）と２月に結婚したばかりで、
この沖縄旅行は夫からのプレゼントでした。
実は、利佐子さんは夫の神谷力の三番目の妻で、
池袋のクラブで知り合い、神谷力の二番目の妻が亡くなった
５カ月後に２人は結婚したのでした。
この沖縄旅行には利佐子さんのホステス仲間3人も来ており、
その旅費も神谷力が出していました。
石垣島のホテルにチェックインすると、
13時半頃に利佐子さんは急にあえぎはじめ、嘔吐を繰り返し、
激しい発汗とともに手足のしびれを訴えます。
担ぎ込まれた八重山病院で心蘇生が行われたが、
利佐子さんの心臓は止まったまま、亡くなってしまいました。
「単なる病死ではない」
不審を抱いた八重山病院の医師たちが警察に通報、
解剖が行われるも異常は見つかりませんでした。
検案書に書かれた死因は「急性心筋梗塞」
死因に疑問を抱いた大野医師は、
利佐子さんの血液を法医学研究室の冷凍庫に保存しました。
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)犯人の驚愕の事実の数々！
「友人が石垣島に旅行中に“心臓発作”で急死したが、死に方が変なんです。亭主に変なカプセルを飲まされていた」
利佐子さんのホステス仲間が死因に納得できず、
池袋警察署にも相談しましたが取りあってもらえません。
そこで、彼女たちは自ら調査に動き出します。
驚愕の事実
①総額2億1000万円にものぼる巨額の生命保険
3番目の妻・利佐子さんに
大手保険会社4社（住友生命、三井生命、明治生命、安田生命）の
生命保険が掛けられていた。受取人はもちろん夫の神谷力。
②神谷力は所得ゼロ、すべて架空
経理事務所を営む神谷力が夫人の葬儀に来た参列者はゼロ。
実は無職でした。
神谷が用意した供花の名義会社がすべて実在しなかった、
神谷の事務所の申告所得は3年間ゼロ。
月40万円弱もの保険料を払える収入はなかった。
③入籍した妻が3人とも不審死を遂げている
・最初の妻、看護師の恭子さん
→享年38歳、突然呼吸停止。病院に運んだのは神谷力。
・2人目の妻・なつ江さん
→神谷と不倫関係のちに結婚。
享年38歳、原因不明の心臓発作。病院に運んだのは神谷力。
私はあまりにも恐ろしすぎて、戦慄が走りました。
現実にあったことなんて、信じられません。
背中にうすら寒いものが這っているような気持ちに
なりました。
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の鉄壁アリバイを崩すトリック！
神谷力は那覇空港で別れてから3時間後に利佐子さんが死亡しており、
自分にはアリバイがあると主張しました。
たしかに、トリカブトの毒であるアコニチンは即効性です。
耳かき1杯程度の量で致死量に至ります。
神谷力が妻を死亡させたトリックとは、
「トリカブトの毒」と「フグの毒」を併用させたカプセルでした。
神谷が吸収を遅らせるためにカプセルを二重にした毒入りカプセルをつくり、
それを飲ませて殺害。
実際にはカプセルを二重にしても、
吸収を３時間遅らせることは不可能でしたが、
日本医大の大野曜吉医師は
「トリカブトとフグの毒を微妙に調合すれば、
トリカブトの毒性を遅らせて発現させることができる」
と証言しました。
昭和56年11月から60年秋にかけ、
神谷はトリカブト62鉢、クサフグ1200匹を購入していること、
さらに毒の抽出に用いるエタノールや濃縮用器具、カプセル、実験用マウス、
実験器具などを買っていたことが分かりました。
その毒入りカプセルを「強壮剤」と偽って、
神谷は利佐子さんに飲ませていたのです。
神谷力は悪魔のような医学的知識を
どこで身に着けたのでしょうか。
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の犯人の動機
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)
が妻たちを殺害した動機とは一体何だったのでしょうか？
平成3年6月9日、別件の横領罪容疑で神谷力を逮捕しました。
神谷力の逮捕容疑は、以前勤めていた自転車部品製造会社から
３億4000万円を横領したことでしたが、
7月1日は妻の利佐子さん殺人容疑で再逮捕となりました。
神谷力は、
支払い能力がないのに高額の死亡保険金を掛けていたことで
消費者金融から借金をして、保険料を支払っていたわけですが、
犯行の動機も多額の借金だったとされています。
平成14年2月21日、
最高裁は神谷被告の上告を棄却して無期懲役が確定しました。
神谷力は、平成24年11月に大阪医療刑務所で病死しています。
享年73でした。
本人の口から真実を語られないまま、歪んだ男の人生は
幕を閉じたのです。
トリカブト保険金殺人事件(神谷力)のまとめ
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)を
【世界なんだコレミステリ】で放送
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)は、
1986年5月20日に起きた事件
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)で
多額の生命保険料が妻にかけられていた
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の
犯人は夫の神谷力
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の
凶器は「トリカブトとフグの毒を混ぜた
カプセル」
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の動機は
多額の借金
・トリカブト保険金殺人事件(神谷力)の
犯人・・神谷力は獄中死した（享年73歳）
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