頭痛を一瞬で治すコマ体操のやり方は?本当に効果はあるの?【たけしの家庭の医学】
2019年12月3日放送の名医とつながる!たけしの家庭の医学は、
「頭痛」と「めまい」の改善法についてです。
頭痛でお悩みの方は本当に多いですよね。
筆者もパソコンや読書、スマホなど目を酷使する毎日を送っているので、
眼のあたりや首の筋肉が凝り固まり、しばしば頭痛に襲われます。
肩こりがひどすぎて頭痛になることもありますし、
こめかみがズキンズキンと脈を打つように痛くなったり、
頭痛のタイプや原因も様々です。
まさに、頭痛は現代病の1つと言えますね。
今回は番組で40年来の頭痛に苦しむ女性が1週間で劇的改善したという
『コマ体操』とは何か、
1日にどのくらいやったらいいのか、
本当に効果はあるのか?
などが気になって調べてみました。
最後までお読みいただけたら、うれしいです。
片頭痛の「慢性化の予防」に効果的!
片頭痛って、たびたび起こりますよね。
定期的にやってきて、
「また始まった。頭痛だ・・・」と痛み止めの薬を飲んだり、
慢性化している状態の方はけっこう多いのではないでしょうか?
頭痛さえ無ければ、仕事ももっと捗るだろうし、
出かけた時もより楽しめるし、
何より自分が辛くないのに・・と恨めしく思ったりします。
そんな慢性化している片頭痛を予防するのに効果的な
『コマ体操』と呼ばれる体操があるそうです!
ここでは、
「片頭痛からの卒業」(講談社現代新書)という本を著した
「頭痛先生」こと坂井文彦先生が考案された
コマ体操をご紹介させて頂きます。
出展:https://gendai.ismedia.jp/
コマ体操のやり方とは!?
出展:https://gendai.ismedia.jp/
両腕をコマのように回転させるところから、
『コマ体操』と呼ばれています。
Aのように立って行うのが望ましいですが、
Bのように椅子に座って行っても同様の効果が得られるそうです。
仕事の合間にオフィスで軽くコマ体操を出来るのは嬉しいですね!
コマ体操を見るとわかるのが、とにかく簡単であること。
特別な器具や労力、費用もかからないので
いつでも手軽に試すことができます。
場所や時間も関係ありません。
簡単でないと、継続することが難しいですよね。
コマ体操を行うときのコツは、
顔は正面を向いたままで、背骨の柱を中心として肩まわしをすることです。
リズムに乗せて腕を動かすのが良いそうなので、
音楽をかけながら行ってもリフレッシュになります。
肘を後ろに引っ張るようにするほうがよく回り、
背骨を1本の柱と意識して、
胸も、胴も、腰も一緒に回します。
肩から腰が胴体ごと背骨の柱の周りを左右交互に回っているイメージです。
この体操は、腰・背・首といった体幹を支えている
すべてのインナーマッスル(深層筋群)がストレッチされるのです。
コマ体操はどのくらいの時間やったらいいの?
1回の『コマ体操』につき、
2分以内にするようにしましょう。最大で2分間です。
その理由は、
普段ストレッチしていないインナーマッスルを全部一緒に
ストレッチすることになるので、かなり疲れるからです。
効果的だからとい言って、やりすぎは禁物ですね!
スマホのタイマーなどを使うと良いと思います。
コマ体操はなぜ頭痛に効くの?
コマ体操はなぜ頭痛に効果的なのでしょうか?
そのメカニズムは、
腰や背中には体幹の脊椎を支えている小さな深層筋群があります。
これがインナーマッスルです。
通常は伸縮したり動いたりしないのですが、
ストレッチすると筋肉とともに筋肉の周りの細い神経が伸展します。
その刺激は信号として神経を介して脳へと伝わります。
この信号は同時に内臓にある交感神経、副交感神経とも合流します。
首のインナーマッスルと神経がコマ体操によって
ストレッチされると、信号が頸髄神経から脳へ送られます。
まっすぐに前を見ながら行うことで首の後ろの圧痛点が
ストレッチされやすくなるそうです。
さらに、リズムにあわせて腕を回すことで、
信号がリズムが乗って脳へ送られます。
脳の痛みの回路にリズムが送られると、
痛み調節系のセロトニンが活性化されるのです。
これが『コマ体操』が頭痛に効果的である理由なんですね。
コマ体操は本当に効果があるの?
コマ体操は本当に頭痛に効果があるのでしょうか?
もちろん、効果については人によって個人差があるとは思います。
しかし、坂井文彦先生の外来ではこういうデータが出ています。
私の外来では片頭痛の患者さんにこの体操をしてもらったあと、首の後ろの片頭痛圧痛点をもう一度、体操の前と同じように指で押してみます。
「こうして、体操の前に押されてとても痛かったところを同じように押します。痛みが前と違ったら教えてください」
「エッ、痛みがなくなっています。どうしてですか?」
慢性片頭痛の患者さんでは、圧痛点の痛みの強さが10だったとすると、体操をするだけで4以下、少なくとも半分以下になる人がほとんどです。
「痛みがなくなったということは、脳へ送ったストレッチ信号に脳が反応した、脳がいうことを聞いてくれたということです。それも、脳からの痛み信号が減った、それで頭痛がよくなるということなのです」
こう、はっきりと患者さんに言えます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56537?page=2
慢性片頭痛の患者さんのほとんどがコマ体操をするだけで、
圧痛点の痛みが半分以下になったそうです。
このコマ体操を実際にやってみるとわかるのですが、
すごく気持ちいいんですよ!
筋肉がほぐれた感じがして、
体操したあとにじんわりと体の芯が温まっています!
頭痛の予防以外にもリラックスしますし、
ストレッチが気持ち良くて、
寒い冬で縮こまっていた体をほぐすのにも良いです。
手軽で簡単にできますので、試してみる価値は大アリですよ!
まとめ
今回は慢性片頭痛の予防に効果的な『コマ体操』が気になって調べてみました。
・坂井文彦先生が考案されたコマ体操
・コマ体操はとにかく簡単
・腰・背・首のインナーマッスルがストレッチされる
・体操の刺激によって脳に信号が送られると痛み調節系のセロトニンが活性化される
・コマ体操は最大2分間にする
・慢性片頭痛の患者さんのほとんどが体操で痛みが半分以下になった
とにかく予想以上に体操が気持ち良かったので、全身凝っていたんですね。
これからも継続していきたいと思います。