ユージン・サンドウ(近代ボディビルの父)と嘉納治五郎の関係とは?【世界ふしぎ発見!】
2019年10月26日放送の世界ふしぎ発見!では、筋トレの歴史と最新事情が放送されます。
そこで近代ボディビルの父と呼ばれ、文豪・夏目漱石にも影響を与えたとされる
ユージン・サンドウについて、気になって調べてみました。
みなさん、一緒に確認していきましょう!
ユージン・サンドウのプロフィール
出展:https://fujimizaka.wordpress.com/2015/03/11/luxun-4/
名前:ユージン・サンドウ(Eugen Sandow ドイツ語: [ˌɔʏ̯ɡeːn ˈzandoː])
生年:1867年4月2日 - 1925年10月14日(58歳没)
肩書:ボディビルダーの先駆者で、"近代ボディビルの父"と呼ばれている。
出身地:プロイセン王国ケーニヒスベルク(現在のロシア連邦カリーニングラード)
配偶者:ブランチ・ブルックス
ユージン・サンドウってどんな人!?
古代に行われていた筋トレを科学的に体系化して広めました。
少年時代に父に連れられてイタリアで鑑賞した古代ギリシャ・ローマ彫刻の戦士達や、
伝説の英雄達の肉体への憧れを強くしていったそうです。
確かに彫刻の像なんかを見ると、ムキムキですもんね。
19歳の頃には既に怪力スタントをパフォーマンスするだけの実力を身に付けていました。
彼は美術館にある大理石の彫刻をじっと眺めながら、"ギリシャ人の理想"である"完璧な肉体"を
作り出す方法を求め、筋肉を作り上げる為の理論を方向付けました。
マッチョな体にするために科学的に効果的な方法を考えたということですね!
サンドウは興行でヨーロッパ全土を渡り、1893年にはアメリカに上陸、
シカゴで開催された世界コロンビア博覧会でパフォーマンスを披露しました。
サンドウは、ボディビルに関して5つの著書を残しました。
その著書の中で、栄養面と共に健康的なライフスタイルを奨励しました。
文豪・夏目漱石もサンドウの著書を読んで感銘を受け、筋トレに励んだ一人だとか。
まさか、夏目漱石が筋トレしていたとは知りませんでした!
サンドウはまた、博学なビジネスマンでもあり、メールオーダーによる肉体の知識と鍛錬器具の
販売を手掛けたそうです。
この時代にすでに現代のような通信販売を行っていたのですね!すごい!
1901年9月14日、イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて、
世界最初のボディビル・コンテストである"グレート・コンペティション"を主催しました。
ユージンと嘉納治五郎との関係って!?
嘉納治五郎(かのう じごろう)も早い時期からユージン・サンドウに着目していました。
嘉納治五郎(かのう じごろう)とは、柔道家であり教育者です。
講道館柔道の創始者であり、「柔道の父」と呼ばれています。
明治から昭和にかけて日本に於けるスポーツの道を開いた方です。
「近代ボディビルの父」と「柔道の父」、なにやらすごいですね~。
講道館の機関誌『國士』の創刊号から「雜錄 サンダウの體力養成法について」を連載、1900年には『サンダウ體力養成法』を出版している。「明治30年代には頻繁に誌面に登場していた。E.サンドウの体育法を翻訳したテキスト(本)や、彼が体操に用いる手具(鉄亜鈴)などの販売、宣伝もなされていた。E.サンドウの体育法を実施した後の効果、すなわち測定値上でいかなる向上がみられたかといった、読者からの報告などにも誌面がさかれていた。」という。
https://fujimizaka.wordpress.com/2015/03/11/luxun-4/
嘉納治五郎もサンドウに影響を受けて、科学的な筋トレを取り入れていたのですね!
2019年10月26日放送の世界ふしぎ発見!でユージン・サンドウが放送されます。
放送では、プロイセン王国の首都もあったドイツの首都ベルリンを訪問し、
最新のフィットネスを取材するそうです。
公園に行くと、マッチョ集団がトレーニングに精を出している姿を発見。
ドイツには1万件ものジムがあるとか!
世界の筋トレ最新状況が見れて、興味深いですね。
まとめ
今回は、ユージン・サンドウが気になってまとめてみました。
その肉体美はまさに「生きるギリシャ彫刻」のように完璧でした。
現代ますます筋トレやジム通いが流行りつつある中、19世紀にすでに筋トレを科学的に
研究していたとは驚きでした。