ガロンヌ川は世界遺産の宝庫!美味しいボルドーワインの選び方は?【世界ふしぎ発見】
2019年11月30日放送の世界ふしぎ発見!は、
「歴史と文化を生んだ川・ガロンヌ 世界遺産を巡る旅」です。
ガロンヌはピレネー山脈を水源として、フランス南西部を流れる川です。
その川沿いは世界遺産の宝庫なんだそうです!
そしてガロンヌを下ると辿り着くのが、ワインの聖地として有名なボルドー。
そこで今回は、ガロンヌ川の世界遺産や、
美味しいボルドーワインの選び方はあるのか、などが気になって調べてみました。
最後まで読んでいただけたら、うれしいです。
ガロンヌ川の場所はどこ?
出展:https://au-jardin-francais.com/
まず、フランスの全体地図で川の位置を確認してみます。
スペインにあるピレネー山脈の水源から、
トゥールーズ、ボルドーを経由して、ビスケー湾に流れ込んでいます。
ガロンヌ川はフランスとスペインにまたがる河川だったのですね!
スペインではガローナ川と呼ばれているそうです。
フランスと少し呼び名が異なっています。
ガロンヌ川(フランス語:Garonne、カタルーニャ語,オック語:Garona)は、
スペインのカタルーニャ州北西部に発し、
フランス南西部を流れる長さ約647kmの川です。
「ガロンヌ」という名前は、
古いガスコーニュ語で「川」を意味するGarumnaという言葉に由来しているそうです。
ガロンヌ川は世界でも数えるほどしかない潮津波が起こる川の一つなんだとか!
潮津波とは!?
ボーア,タイダルボーア,暴漲湍 (ぼうちょうたん) ともいう。水の前面がほぼ垂直の壁になって瀑布のような様相を呈しながら進む現象。
https://kotobank.jp/
他に潮津波が起る体表的な河川に、
ブラジルのアマゾン川(これを特にポロロッカという)、
パキスタンのインダス川、中国の銭塘江、イギリスのセヴァーン川があります。
フランスのジロンド川というガロンヌ川とドルドーニュ川が合流している川があるのですが、
ガロンヌ側では潮津波が起こり、サーフィンが人気だそうです!
ガロンヌ川沿いの世界遺産とは?
ガロンヌ川沿いは世界遺産の宝庫だそうですが、
どんな世界遺産があるのでしょうか?
カルカッソンヌ(カルカソンヌ/Carcassonne)
出展:https://crea.bunshun.jp/、https://stworld.jp/
カルカッソンヌは、年間約200万人が訪れる歴史的城塞都市です。
あまりに有名なモン・サン=ミシェルに次いで観光客が多く、
人気の観光地となっています。
フランス南西部、オクシタニー地域圏に属するオード県に位置し、
「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と言われているくらいなんです。
これはヨーロッパを旅行するなら、是非見ておきたいですね!
写真からもわかる通り、城砦に歴史が感じられます。
それもそのはず、起源は約2500年前の古代ローマ時代まで遡ります。
現存するヨーロッパの城塞の中では最大規模を誇ります。
都市は全長約3キロにもわたる二重の壁で囲まれ、
その内側には53もの塔が建っています。
実はこの城塞は、19世紀末には用途がなくなり放棄されて荒れ果てていたそう。
その後、58年にもおよぶ大修復を経て現在の形になりました。
修復も多大な時間がかかったのですね!
中世ロマン漂う街並みが素敵です。
夜はライトアップされてさらにロマンチックです。
中世の面影が今なお強く残る街です。
ミディ運河
カルカッソンヌにはもう1つの世界遺産があります。
それが「ミディ運河(Canal du Midi)」です。
ミディ運河は、17世紀にルイ14世が建設を始めました。
こちらも長い歴史がありますね!
出展:https://urtrip.jp/
トゥールーズからトー湖(ナルボンヌとモンペリエの中間にある地中海に面した湖)
までを繋いでいて、総延長240kmです!
19世紀に鉄道が発達するまでは、主要な輸送ルートでした。
クルーズ船が運航しており、ミディ運河クルーズを楽しむことができます。
高低差をカバーするための閘門(こうもん)を見ることができますよ。
クルーズでゆっくりのんびり見られるのが嬉しいですね。
クルーズの種類も豊富にあります!
標準的なシティークルーズ(City Cruise)や、食事の付いたランチクルーズ、ディナークルーズなどもあります。以下に各クルーズの所要時間、料金、出発時間を記載します。他にも種類がたくさんあるようです。
◆シティークルーズ(City Cruise)
所要時間:1.5時間
料金:8.5 € (子供 6.5 €)
出発時刻:
4、5、6、9、10月 10:30、14:30
7、8月 10:30、14:00 (橋を含むクルーズ 15:00)◆ランチクルーズ(Lunch Cruise)
所要時間:2.5時間
料金:38.5 € (子供 24.0 €)
出発時刻:
12:15(搭乗)、12:30(出航)◆ディナークルーズ(Lunch Cruise)
所要時間:2時間
料金:39.5 € (子供 24.0 €)
出発時刻:
19:15(搭乗)、19:30(出航)https://urtrip.jp/canal_du_midi_carcassonne/
詳細は下記のサイトへのリンクからご確認できます。
月の港ボルドー
「月の港ボルドー」はフランスの世界遺産で、
かつて港町として栄えたボルドーの歴史地区を登録対象としています。
見てください!この美しさ!うっとり。。
出展:https://dlift.jp/
ボルドーは、
北大西洋へとつながる、ビスケー湾に面したフランス南西部の華やかな港町です。
ワインの聖地としても有名ですね。
新旧が融合したユニークで美しい街並みと昼と夜では表情が変わるのも魅力的。
フランス国内では、パリに次いで歴史的な建物が多いんですって!
古くからワイン貿易を通して富を得たリッチな街で、
18世紀にはすでに「プチ・パリ」なんて呼ばれていたとか。
ボルドーは見どころがたくさんあります。
市内観光をするなら、ぜひトラムに乗るのがおすすめです。
出展:https://tabizine.jp/
フランス版の路面電車みたいですね。
市内から車を走らせれば、ワイナリーも見学できます。
街並み自体に重厚な歴史が感じられるボルドーですが、
美術館や博物館も点在しているので、アートをじっくり観賞するのも良いですね!
新旧の新の方ですが、ショッピングが充実しており、
アウトレットモールもあります。
ボルドーに限らず、フランスは市営(国営)の博物館は、
一部を除き毎月第1日曜日が入館料無料だそうです!
多くの博物館をめぐりたいときには、第1日曜が狙い目ですね。
さすが、アートの街だけあります。
美味しいボルドーワインの選び方は?
ボルドーと言えば!
そう、ボルドーワインですよね。
このところ、めっきり寒くなってきましたので、
体をあたためるワインなんて欲しくなりますね。
ところで、美味しいボルドーワインの選び方なんてあるのでしょうか?
自分で選ぼうとすると種類が多くて迷います。。
ボルドーワインを選ぶときのポイントは4つ!
・ワインの生産地区別の特徴を確認
・料理との相性
・シャトー(生産者)や格付け
・用途や予算に合わせて価格で選ぶ
引用元:https://osusume.mynavi.jp/
1つめのポイントですが、
ワインが生産された地区により、味の個性が異なるのだそうです。
ジロンド川左岸の一帯はメドック地区と呼ばれ、
「男性的」と形容される濃厚な味のワインです。
対し、ドルトーニュ川右岸の地域では「女性的」と表され、
果実味豊かでまろやかな味わいのワインです。
ワインの生産地区と味の個性をチェックして、
自分好みのものを選びましょう。
2つめのポイントですが、合わせるお料理によっても
ワインの相性は変わってきます。
ビーフシチューなどのボリューム感のある肉料理
⇒カベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワイン、
軽めの肉料理や、すき焼きなどの和風の味付けの肉料理
⇒メルロー主体の柔らかな味わいの赤ワイン
など、お料理によって選ぶのが良いでしょう。
3つめですが、
ボルドー地方では地区ごとに独自のシャトーの格付けが定められているそうです。
「メドックの格付け」が有名で、
とりわけ優れた61のシャトー(生産者)が、1級から5級まで格付けされています。
もちろん格付けされていなくても美味しいワインはありますので、
あくまでワインを選ぶときの目安の一つと考えて頂くと良いと思います。
4つめは、
ボルドーのワインは数万円するものから1000円台で買えるものまで、
値段の幅が広いです。
特別な日はちょっとお高めの格付けワイン、
普段は気軽に楽しめるリーズナブルなお値段のワインを選ぶのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、ガロンヌ川と世界遺産、ボルドーワインが気になって調べてみました。
・ガロンヌ川はフランス南西部を流れる長さ約647kmの川
・ガロンヌ川は潮津波が起る川でサーフィンが人気
・ガロンヌ川沿いには世界遺産が豊富
・美味しいボルドーワインの選ぶ4つのポイント
中世の風情を今でも感じることができ、
歴史や人々の生活がガロンヌ川とともに息づいてきたのを実感しました。