奥村聡は「会社のおくりびと」!廃業に寄り添う活動とは!?【NHKスペシャル】

2019年10月4日

「大廃業時代」の“企業の孤独死”

企業の廃業件数はこの5年で20万件、大廃業時代を迎えています。

経営者の8割以上が、周囲の誰にも相談できず、

孤立したまま廃業に追い込まれているため、

専門家は「企業の孤独死」と呼び警鐘を鳴らしています。

取引先企業や地元の金融機関に大きな損害を与え、

地域経済の生態系を崩壊させかねない「リスクある廃業」が広がっているのです。

そうした事態を未然に防ごうと、弁護士や経営コンサルタントなどの専門職が

廃業に寄り添う活動に乗り出し、通称「企業のおくりびととして動き始めています。

大廃業時代の背景には、リーマンショック後、借入金の返済を猶予する政策や

マイナス金利など超低金利政策などで、利益がほとんどなくても“生き延びる”企業が

数十万社にも上ったことがあります。

“おくりびと”がリスクの高い企業を無用に延命するのではなく

取引先や従業員、そして地域経済にも大きなダメージを与えない「いい廃業」へと導く

過程を番組内で密着します。

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/63549423/

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奥村聡さんが力を入れる「廃業こそ社長の出口の王道かもしれない」

奥村さんは事業継承や継業を主なテーマに、社長の出口を研究しています。

しかし、『廃業』にも力を入れています。

事業継承(狭義)であっても、廃業であっても、

『社長の出口』という意味では同列に扱うべきだとお考えだからです。

いくつかある社長と会社の出口のなかで、廃業だけが自己完結できるものです。

廃業というとネガティブなイメージを持たれがちですが、

「自分でやっていた事業を自分の手で片づける」ことを奥村さんは原則としています。

事業継承は技術や先代の人間力など、継ごうとしても後継者が継げないものの方が実は多いはずです。

そんな現実もふまえ「いざとなれば上手に廃業できること」も視野にいれつつ

対策を練りましょうと奥村さんは提案します。

奥村聡さんの「会社を無事に着地させる」廃業・清算コンサルティング

の詳細はコチラへ。

引用元:http://www.office-okumura.jp/

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奥村聡さんがNHKスペシャルに出演(2019年10月6日放送)

奥村聡さんがNHKスペシャルに出演します。(2019年10月6日放送)

番組では、“おくりびと”が取引先や従業員、そして地域経済にも大きなダメージを与えない

「いい廃業」へと導く過程を密着ルポで描き出します。

さらに、帝国データバンクと共同で、

全国140万社の「廃業予測データベース」を解析します。

専門家の分析も交えながら、地域経済を循環・再生するヒントも探り出します。

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まとめ

消費税も増税となり、ますます中小企業に負担がかかっています。

これほど廃業が多いとは思いませんでした。

廃業というと、やはりネガティブで悲しいイメージがありますが、

奥村さんのような「企業のおくりびと」の専門家によって、リスクを減らす廃業

があったことを今回初めて知りました。企業にも孤独死はさせてはいけませんね。