日本唯一の動物義足職人が社長を務める会社は?義足の値段や経歴や年齢も!【坂上どうぶつ王国】

2019年12月12日

2019年12月13日(金)放送の「坂上どうぶつ王国」で、

日本唯一!動物の義足を作る職に密着します!

病気や事故で脚を失ってしまったり、

ヘルニアや骨折などで苦しんでいる多くの動物たちがいます。

このような動物たちのために義足や装具を作っており、

これまでの動物医療にはなかった義足や装具を作ったことで、

現在までに2万匹以上の動物を救ってきた男性がいます。

今回は、この日本でたった一人の動物専門の義肢装具士とは

一体誰なのか、

その男性が社長を務める会社や年齢、経歴、義足の値段などが

気になって調べてみました。

最後までお読み頂けたら、うれしいです。

スポンサードリンク
 

日本で唯一!動物の義足を作る職人とは誰?

その男性とは、島田旭緒(しまだ あきお)さんです。

スポンサードリンク
 

島田旭緒さんのプロフィール

出展:https://inuiwaku.net/

名前:島田 旭緒(しまだ あきお)

年齢:38歳

職業:動物の義肢装具士

肩書:東洋装具医療器具製作所 代表

家族:妻、息子(小学2年生)、4匹の犬

スポンサードリンク
 

島田さんが代表を務める「東洋装具医療器具製作所」とは?

出展:http://www.toyosogu.com/

東洋装具医療器具製作所は、

動物用一般医療機器の製造・販売を行っている会社です。

人の義肢装具を応用し、動物の義肢装具を開発、製造、

販売を行うことで動物の医療を通して社会に貢献すること。

という理念を掲げています。

所在地:〒194-0038
東京都町田市根岸2-26-40

問い合わせ先:

TEL: 042-793-1002
FAX: 042-794-9040

※獣医療関係者以外の方のお問い合わせはお受けしておりません。

一般のペット飼主でも購入できますか?

当社の装具は全て動物病院を通して販売しております。

装具の必要性の確認と、獣医師に厳しいチェックをしていただくことで、

症状に適合した装具を納めています。

動物病院を通しての販売とのことで、

一般の飼い主の方はまずは動物病院に相談を!ということですね。

全ての装具が日本の工場で手作りされていて、

オーダーメイドです。

スポンサードリンク
 

島田旭緒さんの経歴は!?

島田さんは、1997年に藤沢翔陵高校へ入学。

高校を卒業後は、早稲田医療専門学校義肢装具学科に進み、

技師の勉強に励みます。

この学校は義肢装具の専門学校です。

義肢装具士になる最初のきっかけが、

この時、島田さんに訪れます。

「最初のきっかけは12年前のことです。義肢装具士の資格をとるために

専門学校に通っていたのですが、卒業論文を書かなくてはならなかったんです。」

義肢装具の専門学校ってあるのですね。

卒業論文があることも初めて知りましたし、

資格もきちんとある。

当時はまだ犬を飼っていなかった島田さんですが、

祖母が犬を飼っていて犬好きでした。

「動物の装具や義足などが一体どのようになっているのかに興味がありまして。

装具士側からすると、獣医師や動物病院など動物業界での義肢装具の普及や扱われ方など

がどのようになっているのか、その頃にはまったく様子がわからなかったので、

それをテーマに研究したいと思ったことが最初のきっかけでした。」

義肢装具士の資格などについて規定する、

義肢装具士法が施行されたのは昭和63年(1988年)のことです。

人を対象とした義肢装具の法整備ができてから、

まだ26年ほどしか経っていないことに驚きました。

それを考えると、動物の義肢装具については

まだまだ浸透していないですよね。

島田さんは動物義肢装具の研究にあたり、

獣医師と一般の飼い主を対象としたアンケート調査を実施しました。

その結果、効果があれば使うけれども、

現状としては特に必要ではないという回答。

当時は日本だけでなくアメリカにも動物義肢装具は

ほとんどありませんでした。

この10年ほどで、

動物ための義肢装具を製作しようという動きが世界で広がっている

と島田さんは言います。

卒業後は、有限会社共立義肢に勤務(義肢装具製作の会社です)。

2005年には神奈川県藤沢市にある株式会社エニーに就職します。

この会社は人の義肢装具を製造販売する会社です。

そして1年ほど経った時、2つめのきっかけが訪れました。

会社の先輩が飼っていたチワワが、

背骨を折る大怪我をしてしまったんです。

治療のために動物病院へ連れて行ったそうなのですが、

そのチワワは布団のすまきのようなものを身体につけて戻ってきました。

先生が手作りしたそれは、小さな座布団のようなものに脚を通す穴があけられていて、

背中部分でマジックテープでとめられるような仕組みになっていました。

それを見て、”ああ、やっぱり動物にもコルセットが要るんだ”と思ったんです。」

島田さんは、車椅子を使っている犬のサークルのようなもの

にお願いし、装具を使ってくださる方を募集してもらい、

半年ほどボランティアで装具を製作しながら研究を続けました。

そうして動物の装具を熱心に研究する島田さんの姿を見て、

チワワの先輩が澤動物病院の澤先生を紹介してくれました。

その後、島田さんは人の義肢装具会社で働きながら、

獣医療現場で3年間勉強することになります。

睡眠時間がギリギリの毎日を過ごしながら、

澤動物病院と並行してマーブル動物病院でも2年間勉強をされたそうです。

そうしてついに、

2007年の6月、東洋装具医療器具製作所を立ち上げることになりました。

こうして島田さんの歩まれた経歴を見ると、

本当に動物愛と努力の日々だと尊敬します。

自分のやりたいことであっても、睡眠時間を削り、

会社で働きながら勉強するのは並大抵なことではないと思います。

義肢を作るために型取りした石膏の数々。

出展:https://inuiwaku.net/

スポンサードリンク
 

義足や装具の値段や飼い主の声は?

義足やコルセットなどの装具の値段はどのくらいなのでしょうか?

完全オーダーメイドですが、保険適用だそうです。

島田旭緒さんがアドバイザーを務める、

「みなみ野動物病院」のサイトに表記がありました。

料金
製作は1つ1つオーダーメイドにて進めます。(既製品もございます)
料金は都度ご提示させていただきます。

動物のそれぞれの個体差によって、

義足や装具の値段も異なるということでしょうか。

依頼を受けてから作り、製作期間は約1~2週間。

約30種類以上の材料を使います。

相場の値段になりますが、約4万円~だそうです。

このようなお悩みを抱えるペットにぴったりです。

・高齢化などでペットが手術に耐えられない
・障害があるペットを歩行できるようにしたい
・手術後、患部を安定させ治癒を進めたい
・腫瘍などで足を切断しなければならないが、負担を軽くしてあげたい

筆者も飼い猫を溺愛しているのでよくわかりますが、

ペットも家族の一員なので、辛い状態を見たくないです。

義足をつけた犬が喜んで走っている姿を見て、

島田さんがいて良かったと常々思っています。

「動物の生活を楽にしてあげることで、一緒に住んでいる飼い主さんも楽になる。

それが僕の仕事だと思っている」

このように島田さんは語っていて、

ペットにも飼い主も幸せにしてくれる仕事をされているのだと気づきました。